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アニメ「昭和元禄落語心中」の全話感想を書いていく(毎週更新)

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落語という渋い題材を扱ったアニメが「昭和元禄落語心中」です。ただ、オーディションのやり方を聞く限り、真剣に落語と向き合った作品のようです。

 

本記事では「昭和元禄落語心中」の感想を毎週書いていきます。ただ、毎週長文の感想を書くのは辛いので本記事を毎週更新しようと思います。

 

「昭和元禄落語心中」とは

 原作のあらすじは以下のとおり。

満期で出所の模範囚。だれが呼んだか名は与太郎。娑婆に放たれ向かった先は、人生うずまく町の寄席。昭和最後の大名人・八雲がムショで演った「死神」が忘れられず、生きる道は噺家と心に決めておりました。弟子など取らぬ八雲師匠。惚れて泣きつく与太郎やいかに……!?
昭和元禄落語心中・与太郎放浪篇、いざ幕開け!!

 「昭和元禄落語心中」とは、『ITAN』で連載中の雲田はるこによる落語漫画です。

第17回2013年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門で優秀賞を、第38回講談社漫画賞一般部門でそれぞれ受賞しています。

 

アニメ「昭和元禄落語心中」

その原作をアニメ化したものがアニメ「昭和元禄落語心中」です。

公式サイトはこちら。

rakugo-shinju-anime.jp

OP:林原めぐみ『薄ら氷心中』
ED:『かは、たれどき』

OPの曲が椎名林檎みたいだなと思っていたら、作詞作曲が椎名林檎でした。声優だけでなくOPにも豪華なところを見る限り、全てに力を入れている作品ですね。

 

ツイッターはこちら。アニメ情報だけでなく、東京の寄席情報まで書いています。

twitter.com

 

昭和元禄落語心中を視聴できるおすすめ動画配信サイト

「昭和元禄落語心中」を見たいけれども放送されていない、または今まで放送された回を見たいという人におすすめのサイトが動画配信サイトです。トライアル期間のあるサイトは、初月無料で利用することができます。

おすすめの動画配信サイトは、Amazonプライムに加入して視聴できる『Amazonビデオ』です。Amazonプライムが月額325円(学生なら159円)という格安で加入できるので、興味のある方はぜひご検討ください。

 

では、「昭和元禄落語心中」各話のあらすじと感想に入っていきます。ネタバレありです。

1話感想

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「なんもねぇから、あすこへ行くんだ」。元チンピラの与太郎は、刑務所の慰問で聞いた八代目有楽亭八雲の落語「死神」が忘れられなかった。出所後、真っ先に向かったのは八雲の寄席。八雲に弟子入りを懇願し、どうにか内弟子になるのだが……。一方の八雲は、そこに身を寄せる小夏という女性との深い因縁、そして自身の逃れられない過去と、落語に打ち込む傍らで様々な因果に翻弄されていく。

初回、落語+女性向けと聞いて、あまり見る気になれなかったのですが、その考えが180度変わるような高クオリティでした。

 

落語家の話だけに焦点を当てるのではなく、きちんと落語自体にも焦点を当てています。落語の所作、一挙手一投足をきちんと描写するだけではなく、出来心を全てやってしまうんですから、落語パートに力を入れているのが分かります。

 

60分があっという間でした。話のテンポが良く、落語パートも聴けるので飽きません。
少しだけ話に触れておきますが、与太郎が寝た理由は、昨晩落語を聴いて練習したのと、本番滑るに滑って疲れたのと、師匠の人情噺が上手すぎて眠くなったことの3つが重なって寝てしまったんだと思います。寄席を聴いたことがある人はもしかすると経験があるかもしれませんが、人情噺は心地良くて疲れていたら眠くなります。そのため、寝てしまったのも仕方ないのかなと。

 

ちなみに私は柳家喬太郎師匠が好きです。ただ、落語をあまり聞いたことがないので、昭和元禄落語心中をきっかけにもっと聴いてみようと思います。

 

2話感想

八雲が話して聞かせる助六との「約束の噺」。若き日の八雲である菊比古は七代目八雲に弟子入りした日、のちに助六となる少年に出会った。彼は名跡を継ぎたい一心で八雲を尋ねた変わり者だが、持ち前の噺で菊比古と師匠をすっかり引き込んでしまう。初太郎という高座名を授かった彼の性格は型破りで、噺は荒削り。けれども何より落語が好き。しぶしぶ内弟子になった菊比古とは正反対だが、そんな二人の修行の日々が始まるのだった。

今回から、八代目八雲と助六の過去話です。二人は対極的で、どうして八雲が助六を敵対視しがちなのか、少しだけ伝わってきますね。

 

今回は、菊比古と初太郎の初高座。緊張して話が伝わってこない菊比古とは打って変わって、初太郎の話はお客さんを楽しませるものとなっていました。その客を湧かせている様子を見た菊比古は、落語家としてのスイッチが入り、やらされている落語から自らやる落語へと気持ちの変化も起こりました。

 

それにしても、二人の落語の出来の違いがはっきりと分かるので、やはりベテランの演技は違いますね。昭和元禄落語心中の面白さを引き立てているのは、確実にこのお二人のおかげです。アニメも声優の演技で面白さが変わると思うと、脚本は面白かったアニメも多々埋もれていそうです。なんだかもったいないですね。

さて、次回はどのような話になるのでしょうか。非常に楽しみです。

 

3話感想

初めての高座で初太郎との実力差を痛感した菊比古。廓噺や艶笑噺を初太郎に勧められるが、目先の前座噺で精一杯。自分にどんな噺が向いているのかおぼつかないままだった。その上、昼間は学校もあり、落語漬けの初太郎との差は開くばかり。それでも彼のおかげで落語がどんどん好きになり、一人の青年らしく交際する相手もできた。しかし押し寄せる戦争の影は、落語も恋も友情もすべてを引き裂こうとしていて……。

前回の出来事から意識の変わった菊比古は、芸事に対して真剣に向き合うようになったようですが、次は初太郎との実力の差に葛藤しているようでした。

そのうえ、戦争によって娯楽自体が否定される時代へと変化していったため、落語存続自体が危ぶまれていきます。せっかく稽古していこうと思った矢先のことでしたから、出鼻をくじかれた菊比古のショックたるや大きいことだったでしょう。ただ、顔に出さない性格でしょうし、弟子にも言わないでしょうから、その描写はあまりありませんでしたね。

 

戦争が終わり、師匠たちの働きで二つ目並みの扱いをしてもらい、一家の大黒柱という意識を持ってせっせと働く菊比古。足が悪いのに頑張る姿はグッときますし、多くの人を笑わせている姿を見る限り落語家として大きく成長したようですね。やはり人を成長させる機会は逆境でしょうか。

そして、師匠と初太郎との感動の再開。二人とも二つ目となったところでお時間です。
とても濃い30分でした。今季一番と言っても良いかもしれませんね。

 

4話感想

師匠の家から出て数年、菊比古はウェイターとして金を稼ぎ、助六は菊比古の元でヒモになってました。ただその分、芸の肥やしになっているようで、多くの場にお呼ばれして噺家としての経験を多く積んでいます。

一方、菊比古はウェイターや節約家としての腕が上がるばかりで、噺家の腕はなかなか上がらないようです。それに見かねた師匠は、羽目を外せと言われてしまいました。しかし、普通に遊ぶのではなく、幼少期に習っていた芸を教える形になりました。ただ、そのアプローチは良かったようです。

 

来週からは、菊比古と助六とみよ吉の三角関係でしょうか。まあ、菊比古の矢印はどこに向いているのかわかりませんが。

今回、助六が行っていた落語は夢金でした。アニメなのに聞き入る落語を毎回行うこの作品はスゴイですね。

 

以下、「昭和元禄落語心中」の感想を視聴次第随時更新。

 

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